『太鼓のバチ』のキャリングケース

和太鼓を演奏されるお客様からのオーダー。
「撥(バチ)」用のバッグを製作しました。
長さ55cm、筒の直径15cm。斜め掛け用。
これに数種類のバチを収納するのだそうです。
随所に革を使い、質感の高い仕上りとなりました。
これだけでもそう簡単なものでもないのですが・・・

今回はお客様より
「バチが中で暴れないようにできれば仕切りをつけてほしい」というご要望。
あくまで「できれば」ということで承りました。
製作ぎりぎりまでどう作ろうか悩んだ結果・・・

2分割よりも3分割の方が中での移動が少ないと思い、このようになりました。
「ちょっと仕切りをつけただけ」に見えるかもしれませんが、
この内側を作るだけでも簡単なトートバッグ数個分の手間はかかります。
また、こういうバッグは作業手順をちょっと間違えただけで
全てパーになる恐れもあり、なかなか緊張感のある仕事でした。
使ってみるときっろいろいろ難点は出てくると思いますが、
ひとまずは喜んでいただけたのでうれしいです。
<余談>
手間のかかる作業はもちろんたいへんで時間もかかりますが、
それ以上に難しいのは「どうやって作るか」です。
お客様のイメージに近い絵を描くだけならわりと簡単です。
しかし実際作ることを考えると、「これは無理だよ」というご要望も多々あります。
特にうちのような道具の揃っていない工房は制約も多いです。
「お客様のご要望をある程度満たしつつ、実現可能な製作案を練る」という作業に
毎度苦心しております。
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