『太鼓のバチ』のキャリングケース

和太鼓を演奏されるお客様からのオーダー。
「撥(バチ)」用のバッグを製作しました。
長さ55cm、筒の直径15cm。斜め掛け用。
これに数種類のバチを収納するのだそうです。
随所に革を使い、質感の高い仕上りとなりました。
これだけでもそう簡単なものでもないのですが・・・

今回はお客様より
「バチが中で暴れないようにできれば仕切りをつけてほしい」というご要望。
あくまで「できれば」ということで承りました。
製作ぎりぎりまでどう作ろうか悩んだ結果・・・

2分割よりも3分割の方が中での移動が少ないと思い、このようになりました。
「ちょっと仕切りをつけただけ」に見えるかもしれませんが、
この内側を作るだけでも簡単なトートバッグ数個分の手間はかかります。
また、こういうバッグは作業手順をちょっと間違えただけで
全てパーになる恐れもあり、なかなか緊張感のある仕事でした。
使ってみるときっろいろいろ難点は出てくると思いますが、
ひとまずは喜んでいただけたのでうれしいです。
<余談>
手間のかかる作業はもちろんたいへんで時間もかかりますが、
それ以上に難しいのは「どうやって作るか」です。
お客様のイメージに近い絵を描くだけならわりと簡単です。
しかし実際作ることを考えると、「これは無理だよ」というご要望も多々あります。
特にうちのような道具の揃っていない工房は制約も多いです。
「お客様のご要望をある程度満たしつつ、実現可能な製作案を練る」という作業に
毎度苦心しております。
【お問合せ番号】o99p1200195

楽器運搬用バッグ(クラリネット)

楽器を運ぶためのバッグのご相談は多いです。
たいていは、【楽器を収めたハードケース】を入れるためのバッグ。
今回はクラリネット用でした。

見た目は普通の箱型トートにファスナーをつけたもの。
指定のケースが入るサイズにして、いっしょに持ち歩く物のためのポケットを内側につけました。楽器仕様の特別なバッグというわけではありません。
帆布バッグ工房としては、市販の適当なもので間に合わせるのではなく「専用の帆布バッグをオーダーしよう」という心意気がとてもうれしいです。
【お問合せ番号】o031118529

タブレットPCカバー

お仕事で使うタブレットPCのキャリングケースの製作依頼。
現物を1週間ほどお預かりして合わせながら作りました。
装着した状態で使用するとなると、ディスプレイの外側部分だけでPCを固定しなければなりません。
きちんとホールドして、かつ取り外しもできるように「ちょうど良く」作るというのはなかなか難しいです。

こういう仕事はカタログ寸法だけでは受けられません。PC本体をお預かりできるお客様に限り相談に応じます。(これじゃ注文とれませんね)
【お問合せ番号】o99p1118291