帆布バッグの経年変化

・9号帆布で作る当方のバッグは、ご使用によりやわらかく馴染んできます。※これを型崩れとも言います(笑)

・色褪せします。ご使用状況により色落ちもあります。
と言ってもなかなかイメージしてもらえませんので、機会があれば使用したバッグの画像などもご紹介したいと思います。
↑約6年前の製作。丁寧に扱われており、状態は良い方だと思います。
全体に黒が薄くなり、しわの部分やポケット出し入れの擦れる部分が白っぽくなっています。型崩れ防止のため、中にボックスケースを入れて使用されているとのことです。
ファスナーの調子が悪くなり、同様のものを再度作りたいとのことでご来店いただきました。ありがとうございます。
【お問合せ番号】o99t0516088

修理持込

茶色帆布がいい感じに色焼けしたバッグ。
6年ほど前にオーダー製作させていただいた書類バッグです。

丁寧に扱われているのがよくわかり、うれしくなりました。
ところがショッキングなことに・・・
電車でちょっとした隙にやられたのだそうです。
カッターでスパッと切り込まれています。器物破損+窃盗です。
話には聞くことがありますが、こうして見るのは初めて。
悪い輩はいるもんなんですね。
バッグよりも、盗られた物の対処がたいへんだったことと思います。
「修理しようか、新しいものを作ろうか」とのことだったのですが、
ちょっと直せばまだまだ使える物なので、
修理の方向で話し合い。お預かりしました。
関東より当工房までご持参いただきました。ありがとうございます。
修理については後日アップ予定。

帆布の味

先日ナスカンを交換したバッグ。
丁寧に扱われていることがよくわかり、うれしくなりました。
持ってきていただいてありがとうございます。
約5年間毎日のようにお客様のもとで働いた茶色の帆布は、
素晴らしい味わいを醸し出しておりました。

味の出かたは使い方次第です。もっと酷使されれば傷みも早まります。
普段はしまっておいて、たまに使うようなバッグは、ここまでの味は出ないと思います。
ちなみに5年前完成時の姿は↓
パラフィン防水の張りのある生地がやわらかくなっていくと同時に、
特に濃い色の帆布は色も大きく変化します。
これを「味~あじ」と呼べる人、そうでない人。
・・・かなり個人差はあると思います。