ステッチの色

当工房のバッグ製作は、基本的には帆布部分は生地と同色の糸、
革部分はベージュ色の糸で縫うことにしています。
いろんなバッグを作ってきて、私としてはこのやり方がしっくりくるのです。
でもときどき「ステッチはこの色で」というご指定で作ることはあります。
写真は旧カタログ商品B06。アクセントにベージュのステッチを、とのご希望。
仕上がりはこんな感じ。
全てのステッチの色をベージュにしてしまうと「ごちゃごちゃ」しそうだったので、
今回は細かなところは黒のまま、大きくラインの出るステッチをベージュに変えました。
これはこれでかっこよく仕上がったと思います。
※ステッチ変更には若干の特注費をいただくことになります。
ちなみに標準品はこちら。
けっこう表情が変わるもんですね。
ステッチを変えると、少々「粗い」感じの仕上がりにはなると思いますが、
どちらが良いということではないので、なるべくご要望には応じていきたいと思っています。
※あくまでおすすめは同色ステッチです。
感じ方は人それぞれですので、「色を変えた方がおしゃれですよね?」とか聞かれても困ります。

2度目のオーダー

6年ほど前に製作したバッグ。
ファスナーの具合が悪くなり再びオーダーいただきました。
ポケットの追加など細かな修正を加えて製作。
下の写真では見えませんが、黒/赤コンビの外観は前回を踏襲。
比べると黒帆布の経年変化がよくわかりますね。

たいへんお待たせしましたが先日納品!ありがとうございました。
同じようなものを作るにも、何年も経つと細かいところで違った製法になる事が多いです。
そのときそのときで最善を尽くしてはいるのですが、
オーダー製作を繰り返し手がける中で「こうした方が良いのでは」と感じたことは常に取り入れるようにしています。
もちろんこちらは改善しているつもりです。でも結果的に「1回目の方が良かった」ということもあるかもしれません。
【お問合せ番号】o99t1115591

横型リュック

横長の箱型リュックのご依頼。
↓外観はこんな感じで仕上がりました。

こういう形の布リュックを普通に作ると、使うと重みで崩れて無残な形になってしまいます。そのように説明して製作を断念されるお客様も多いです。
今回は「なんとしても」ということで・・・
↓補強の板を入れることに。(布バッグとしては反則技ですが)
昨日愛知県より工房までお越しいただき、
板を差し込んで補強の具合を確認、その場で最終縫製をして納品。
喜んでいただけました~。
お土産にいただいた、お客様自作の空き缶クラフト。こういうのは胸躍ります!
軽く作り方のレクチャーを受けましたが・・・バッグ作るよりもたいへんそうです。
【お問合せ番号】o99r1113549
ありがとうございました!