修理/ファスナー交換

4~5年前にお買い上げいただいた生成の肩掛けキンチャクK03
前面の大きな平ポケットのファスナーの修理依頼
ファスナーの生地の部分が破れてしまっていました。
ファスナーの破損では最も多いパターンです。
こうなってしまうとファスナーそのものの修理はできないので、
パーツ交換するしかありません。
このバッグの場合は構造が単純なので、ほぼ元通りになりました。
当工房でお買い上げいただいたものはできるだけ修理対応したいと思っていますが、
複雑に作り込んだバッグでは、部分的な修理ができない場合もあります。
まずはご相談ください。

修理報告

先日ご紹介した窃盗被害のバッグ。

 

内側に当て布をしてとりあえずミシンで穴をふさぎ、
その部分を隠すようにペン刺し風のポケットを作りました。
「とりあえず使えれば」ということでしたので、
相談のうえこのような修理となりました。

バッグは色が焼けて茶色が薄くなっているため、
補修に新品の生地を使うと浮いてしまいます。
(たいていの場合はそうせざるをえないのですが)
今回は、たまたまサンプルとして放置してあった生地がいい感じに色焼けしていたので、
それを使用しました。ぱっと見は違和感少ないと思います。
大変な目にあったバッグですが、これでもうしばらく使えそうです。

修理持込

茶色帆布がいい感じに色焼けしたバッグ。
6年ほど前にオーダー製作させていただいた書類バッグです。

丁寧に扱われているのがよくわかり、うれしくなりました。
ところがショッキングなことに・・・
電車でちょっとした隙にやられたのだそうです。
カッターでスパッと切り込まれています。器物破損+窃盗です。
話には聞くことがありますが、こうして見るのは初めて。
悪い輩はいるもんなんですね。
バッグよりも、盗られた物の対処がたいへんだったことと思います。
「修理しようか、新しいものを作ろうか」とのことだったのですが、
ちょっと直せばまだまだ使える物なので、
修理の方向で話し合い。お預かりしました。
関東より当工房までご持参いただきました。ありがとうございます。
修理については後日アップ予定。