オーダーメイドトートバッグ

福岡県にお住まいのお客様から、
長い間とても気に入って使っていた市販のバッグが傷んできたので・・・
というご相談。何年も前のものですと、同じ物はまず手に入らないですよね
今までお使いの物とは見た目にも大きく変わりますが、
うちのやり方材料でよろしければ、
ということで・・・
当然全て一から設計し直し、不要なパーツは省くなどして
製作しました。
・茶色帆布+ダークブラウン革
・革の持ち手(肩掛け用)
・内外に各種ポケット(9箇所)


【お問合せ番号】o99t1411319
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オーダーメイドの仕事をしていると、
他社製品をベースにご相談を受けることも多いです。
そういう場合、できるだけ当工房なりの仕様で
ご提案するようにしています。
他社製品を忠実に再現したいというようなご相談のときは
製作を遠慮させていただきます。

カーキ色

昨日のブログで国防色のことを書きましたが、
ついでによく使われる「カーキ色」という呼び名について・・・
「カーキ色」と聞いたときどんな色を想像しますか?
↓1
↓2
↓3
1や2のような色を思い浮かべる方が多いでしょうか。
私はなんとなく3くらいの色をイメージしてました。
お客様とバッグの色の話をしていて「カーキ色みたいな」というときに、
話がかみ合わないことも多いです。
ちょっと調べてみると、
やはり解釈はいろいろあるようですね。
Wikipediaがわかりやすかったので、読んでみてください。
結局「現実には(中略)単一の色調を示す用語ではない」「いわゆるアースカラー全般を指す言葉である」だそうで・・・
ということで、色の話をするときは
誤解のもとになるので「カーキ色」という名称は使わないほうが良さそうです。

バッグの作り方比較

当工房の旧カタログ商品トートバッグ。

↓こちらは先日オーダー製作したトートバッグ。

実はこれら2つのバッグの袋部分は同じ型紙で作っています。
(持ち手など細かなところは違いますが)
本体を縫い合わせるときに、
上のバッグは縫い代を外側に出しています。
角張ったイメージに仕上がります。
対して今回のオーダーは、バッグの内側で縫い合わせる作り方です。
比べるとソフトなイメージになったように思います。
どちらが良いというわけではありませんが、
同じ形・寸法でも、製法によって見た目の雰囲気が変わる例の紹介でした。