コピー商品は作れません

「オーダーメイド」の仕事をしていると、いろんな微妙なお問合せがあります。

【○ルメスのバ○キンと同様のもの。本物は高いのでオーダーメイドで作ってほしい】
→お断りしました
当然ですがコピーは作りません。材料も揃わないし技術もないので、似たものを作るのも無理です。そもそもオーダーメイドで本物よりも安く上げようという意味がわかりません。
【この生地でバッグを作ってほしい】
どこで手に入れたのか、ルイ・ヴィ○ンのモノグラムの生地(コピー)を持参のお客様。
→お断りしました
その生地自体が違法ですよね?関わりたくありません。
【バッグにオリ○ピックマークを入れて作ってほしい】(競技関係者の方から)
→お断りしました
他者に所有権のある標章は勝手に使用できません。


【他店で気に入ったバッグがあったのだが、寸法変更の別注を断られた】
【長く使った他社製品を再度購入しようとしたが、生産終了していた】
【他社製品、気に入っているのだが、綿帆布を使ったモデルがない】
【映画の中で使われていたバッグに似たものがほしいのだが、どこを探しても売っていない】
→こういうのは受けることもあります
全体の造りはオリジナルを参考にしますが、
あくまでうちの材料で、うちのやり方で作らせてもらいます。
「○○社製品に見えるように作る」ことはしません。
日々いろんなご相談がありますが、基本的には無条件で断りたくはありません。
お客様が個人的に使うバッグのオーダーにはなるべく応えたいと思っています。
でも違法なことや、他人の権利を侵すようなことは避けなければなりません。
(「堅苦しいこと言うな」と言われることもありますが)
一方、他社製品の良い所はどんどん参考にして、もっと良い商品が作れるよう努力する「良い意味の人真似」は必要だと思っています。