「生地&持ち手」支給

「柿渋染めの生地」と「革の持ち手」をご持参のお客様。
柿渋の生地は帆布と比べかなり薄いもの。
持ち手はハンドメイド向けに市販されているものだと思いますが、
重量感があって本格的なタイプ。
しっかりしたトートバッグにしたいとのことでしたので、
相談の上、当工房の9号帆布(茶色)と合わせて作ることにしました。
・張りのある仕上がりにするため、全体に9号帆布を裏張り。
・持ち手の重量にバッグ本体が負けないよう、
 持ち手の取り付け部周辺にはもう一枚帆布を裏当て。
 (同時に荷物の負荷に対しても強く)
・底回りは表側に帆布を重ねて補強。
持ち手には、手縫いで取り付けるための穴がはじめから開いてましたが、
穴に合わせてミシンでがっちり縫っちゃいました。
最後に革にネームを刻印。縫いつけて完成!
ベストな作り方ではないと思いますが、
うちにある材料を追加してなんとかしっかりとしたトートに仕上がったと思います。
今回の仕事で感じたこと・・・
生地や持ち手、そのほか金具やファスナーなど、
手芸・ハンドメイド用にいろいろなパーツが売られていますが、
それらを組み合わせてバランスよく仕上げるのはなかなか難しいんですね~
【お問合せ番号】o99t1214183

国防色

9号綿帆布には国防色と呼ばれる定番品があります。
濃いグリーンと茶色が混ざったような色です。
そもそもは旧日本陸軍が軍服の色として制定したものだそうです。
戦後もトラックの幌など広く使われてきました。
↓先日製作の国防色ショルダーバッグ(通学用)
この色、当工房では常備していないのですが、先日色指定のオーダーがあり、
別仕入れで入手して製作しました。
※少量仕入れとなるためオーダー価格は割高になります。
【お問合せ番号】o99c1211693

革持込オーダー

縦型のカブセ付きショルダーバッグ

今回はお客様お手持ちの革材料を支給していただきました。
趣味で購入された革をたくさんお持ちで、それを使ってバッグにしたいとのことでした。
↓送っていただいたのはこんなシボ革(※しわ加工された革)
生地持込は時々あるのですが、革持込は異例。
当方で使用する革より薄く軟らか。製作には問題ありませんでした。
(革によっては使用できないこともあると思います)
ちなみに全部革の「革かばん」は当工房では作れませんのであしからず。
関東のお客様でしたが、工房にお越しいただき中身の濃い打合せができました。
先日残りの革材料といっしょに発送、お届け完了。ありがとうございました~。
【お問合せ番号】o99c1209738