修理しました

7年ほど前にお買い上げいただいた生成の肩掛けキンチャクK03
一昨年ファスナーを修理させていただ時には
↓本体はさほど傷んでなかったのですが・・・(過去記事
↓擦り切れて見事に穴が開いてしまいました~。という訳で再度の修理依頼。
正直ここまでくると、きれいに修復するのは簡単ではないですね。
大掛かりな修理をするくらいなら1から新品を作ったほうが安価に済みます。
ところがお客様は・・・
見た目は全く気にしない。使えればいいので何とか修繕を!とのこと。
それならばということで、
「本当に見た目はどうなってもいいですね」と念を押して、引き受けました。
まずハトメを4箇所外してから大きな薄地の帆布を裏張り。
穴が開いたり擦れて薄くなった部分をひたすらミシンでジグザグに縫い抑え。
ハトメを打ち直し、新しいロープを付けて完了。
↓写真ではよくわかりませんが、見た目は「悪い」です。
とにかく穴がふさがって使えるようになったということで、喜んでいただけました。
当工房で作った物はなるべく修理対応したいと思っておりますが、
バッグの構造や破損状態により、修理できないこともあります。
また修理する場合には、まず現物を見せていただいて、
「どの程度の修理をするか・費用はどのくらいかけられるか」などの相談が必要です。
メールや電話で「修理できますか?」と聞かれても、
物を見ずに安易にお答えはできませんのでご了承ください。